スキーをする上でチューンナップはなぜ必要?
年々、スキー板の性能は向上していますが、それでもやはりチューンナップはした方が断然良いです。
滑走面は滑るうちに傷がついたりしますし、エッジにも傷が入ったり錆びたりします。
また雪面を 滑っているにも関わらず、エッジは角が丸くなってきます。
そうした状況になると滑走性能やターン性能が格段に悪くなり、思うようにスキー操作ができなく なってしまいます。
そうしたことからチューンナップは必要な事だと言えます。
個人で行う場合には、それなりの道具が必要になるのですが、ここでは簡易的にできる方法を紹介します。
滑走面は板の横方向に入っている傷はナイロン袋をねじって棒状にし、ライター等であぶって溶け出す 液状のものを傷に落とします。
その後カッター等で凸部を削りサンドペーパーでならします。
エッジは400番程度のサンドペーパーを小さな角材に巻き付けて、最初に滑走面側のエッジにサンドペーパーを かけ、次に横部分にも直角を意識してかけます。
滑走面のワックスは市販の、塗るだけタイプのものを使えば大丈夫です。
スキーチューンナップはたったこれだけでもかなり操作性が変わってきます。
スキーブーツをチューンナップするとどう変わる?
スキーブーツをチューンナップすることによって、スキーをするための必要なベース作りを行うことができます。
人にはそれぞれ身体バランスを調整する能力があり、その能力から知らないうちに身体を酷使したり、怪我を生む原因を作っていることがあります。
そのような状態を予防するために、スキーブーツをチューンナップすると効果的です。
スキーの性能や操作性を引き出すため、必要なベースを作ることができたり、 左右の足の差や技術的に悩みのある人も解決する場合があります。
チューンナップすることによって、正しい軸を実現することができ、腹部や背中、足の筋肉などをリラックスさせることができるでしょう。
関節がスムーズに動くことによって、板に軽さや敏捷さを伝えることができたり、自分のイメージ通りの滑りに繋げることが可能です。
例えばインソールを入れることによって、中立なポジションをキープすることができたり、土踏まずや踵をホールドすることができるので、足首のぐらつきを抑え、板にダイレクトに力を伝えることができます。
ブーツチューンはインソールはもちろん、バランス調整やトータル的にブーツの役割を引き出し、板の役割を引き出すことが可能です。
スキーヤーの能力はもちろん、板やブーツが持つそれぞれの性能を引き出すことができます。